年子の育児・家事を乗り切る対処法
年子の赤ちゃんのお世話をしているママは、毎日本当に大変だと思います。
目の前で起きていることに対処するだけで精一杯ではないでしょうか。
そんなママの参考になる対処法を、先輩ママにアンケートをとってまとめてみました。
1.家事のコツ
今までも、赤ちゃんのお世話をしながら、頑張って家事をこなしてきたママにとって、
もう一人の赤ちゃんのお世話が増えたことは、どこまでがんばればいいの?と気分が落ち込む出来事かもしれません。
お掃除の回数を減らす、ご飯はワンプレートにして食器を洗う手間を減らす、など。
食器洗い機や、お掃除ロボット、衣類乾燥機などの購入を検討してもいいかもしれません。
頑張り屋さんのママにとって手を抜くことはつらいと思いますが、今だけは家事を手抜きして、また余裕ができたら頑張ってくださいね。
先輩ママの体験談
家事と子育てを両立するには、両立しようと頑張らず自分に合ったペースで家事と子育てを行うことです。
(あーママ・2歳娘・静岡在住)
先輩ママの体験談
1人ずつ順番に昼寝させ、2人が寝たらご飯の支度をしました。
とにかく寝ている時が勝負です。
(3人年子・ざり38歳・8歳息子・6歳息子・5歳息子・愛知県在住)
先輩ママの体験談
全てに完璧を求めると精神的に疲れるので、家事も育児もいい具合に手を抜くことが大事です。
あとはひたすら体力勝負です。
(年の差 1歳1ヶ月・ひみちん30歳・2歳息子・1歳息子・奈良県在住)
2.子育てのコツ:上の子と下の子に同じように接する
上の子と下の子と言っても、1歳ちがいでは上の子もまだまだ幼いのです。
しつけの面では、1歳過ぎると、ダメなことはダメと教える必要はあります。
でも、甘えたい気持ちは、かなえてあげましょう。
十分甘えている子は、ママのまねをして自然と下の子に優しくしてくれるので、子ども同士の関係も良くなり、2人が一緒に遊び出すころにはママも少し楽になるでしょう。
先輩ママの体験談
何をするにも一緒、同じことをしてあげました。
子どもはよく見ているので双子のように接することがいいようです。
(ママ25歳・3歳息子・2歳息子・広島県在住)
先輩ママの体験談
上の子を下の子と同じレベルで接したことがよかったです。
上の子を年上と思わないでいると気が楽になります。
反面、年上の行動(我慢する、ゆずる、一人で自分のことをする等)をしたときをたくさん見つけられ、褒めポイントが増えて育児が楽しくなりました。
(20カ月差 Naonaona・5歳娘・3歳息子・東京都在住)
先輩ママの体験談
上の子のケアに気をつけていました。
たまたま、主人の両親と同居しており、上の子の逃げ場はおばあちゃんにあったので、うまくやりこなせたかなと思っています。
(Mommy25歳・長女7歳・次女6歳・三女3歳・長男0歳)
先輩ママの体験談
うちは5歳と4歳の年子です。
なるべく上の子にはおねえちゃんだからダメよなどとは言わないようにしています。
(ダッフィママ32歳・5歳・4歳・ 福島県在住)
先輩ママの体験談
私はとにかく、子どもの笑顔のためだけに頑張りました。
パパにもできることは協力してもらいましたが、夜泣きが一番ひどい夜中にはいなかったので、上の子も泣くし、泣き過ぎて2人でゲーしそうになったりして本当に修羅場でした。
でも、上の子が下の子をいじめるようになっては困るしお互いにツラいので、一緒に楽しむ感じで話しながらお手伝いしてもらうなどしていました。
上の子のケアは、下の子を差し置いてまでもしていました。
ミルクを飲ませるのはママじゃなくてもできるけど『ママ~』と泣いている上の子はママじゃなきゃダメなので。
(王姫ママ33歳・10歳娘・9歳息子・群馬県在住)
先輩ママの体験談
うちでは下の子がミルクの時間には上の子も一緒にくっつかせてミルクを飲ませ、オムツ換えやスキンシップ等全部上の子も一緒にしました。
なるべく上の子が寂しい思いをさせない様に心掛けました。上の子が下の子にやきもちをやくと育児がより大変な物になってしまうので…。
誕生日は誕生日が早い方の子に「自分の誕生日の時はないけど良いの?」って、一緒にプレゼントを購入したりしました。
幼いうちは『何でも一緒に』が年子の育児を少しは楽にしてくれるのではないかと思います。
(子沢山ママ39歳・長男15歳・次男12歳・長女8歳・次女7歳・三女6歳・大阪在住)
先輩ママの体験談
二番目はまだ一歳の女の子なのですが、お手伝いをしてくれます。
下の子が泣いているよ~と言うと面倒を見てくれる子です。
ご飯作りなどで上の子がグズってきたなと思ったら、危なくないものを持たせて運んでもらい、できたら褒めます。
そうしたら喜んでウキウキしてご機嫌がなおるんですよ。
(3人のママ26歳・4歳息子・1歳娘・0歳息子)
3.ママの体調を大切にする
育児は毎日のことですから、ママが健康でないと続きません。
夜寝られないだけでも、大変です。
ママも一緒にお昼寝するくらいでよいのです。
夕飯の用意はどうしましょう?
少し余裕があれば、主食はご飯、あとは一汁一菜といって、汁物と、野菜・肉(魚・とうふなどタンパク質)のおかずを一品作れば何とか栄養も摂れます。
余裕のあるときに野菜を切って冷凍しておくと、さっと火を通すだけで調理ができますよ。
離乳食のおかゆは、湯飲みを使うと少量でも作ることができます。
ご飯を炊くときに、いつもの米と水を入れてから炊飯器の真ん中に湯飲み茶碗を立て、米と多めの水を入れて一緒に炊きあげます。
家族の主食と同時に離乳食もできて、とても便利ですよ。
先輩ママの体験談
育児をしてみて大変だったのは、寝られない事でした。
夜、下の子どもが2~3時間ごとに起きるのはもちろんのこと、その合間に上の子どもが起きたりして結局、あまり寝られない日々が続きました。
(4歳と3歳のママ 兵庫県在住)
先輩ママの体験談
出産と育児は、初めてのことばかりです。
育児書や、先輩ママから聞いて教えてもらった通りにしようとしてもなかなかその通りにいきません。
疲れてうつになる方もいるくらい大変です。
私は、子どもが寝たとき一緒に自分も寝て体力を回復していました。
(みかんまま26才・2才と1才の娘・秋田県在住)
まとめ
初めての出産、初めての子育て、そしてすぐにつわりに耐えて2度目の出産、2倍の子育てと、年子を持つママはへとへとでしょう。
産後1年くらいかかり、ママの体は元に回復するので、その前の妊娠は体にも負担があります。
年子の育児・家事は、そんなママがするのですから、ますます大変なのです。
ママは、自分の体と赤ちゃんのことを一番に考えて、今の大変な時を乗り切ってくださいね。
家事の手を抜いても、可愛い赤ちゃんたちの成長がママの頑張りの証しです。
執筆:鈴木真理子