鉗子・吸引・圧出

出産前に知っておきたい!鉗子・吸引分娩とクリステレル胎児圧出法(体験談)

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鉗子・吸引分娩とクリステレル胎児圧出法

出産を控えている皆さん、もう少しで出産ですね。
楽しみと同時に出産が怖いというママも多いのではないでしょうか?
特に初産の場合は陣痛に対する不安が大きく、「どのように痛いか」ばかりが気になると思います。
しかし、分娩台に乗ると選択肢は

  1. 自分の力で出産するか
  2. お医者さん・助産師さん・看護婦さんなどの力を借りて出してもらう

しかありませんよね。
いきんでも生まれない時は帝王切開の他にも

  • 吸引分娩
  • 鉗子
  • クリステレル胎児圧出法

があります。
どんなものかわからず、出産当日困惑することのないように、今回はどんなものかを簡単に触れたいと思います。

鉗子・吸引による分娩方法

鉗子分娩や吸引分娩は

  • 母体のエネルギー不足などで、分娩がすすまない場合
  • 無痛分娩でうまくいきめない場合

自然な力によるお産をお手伝いする目的で行われます。

例えば、すでに子宮口から胎児の頭などがでているにも関わらず、いきんでも胎児が出てこない場合があります。
そうした場合に、お産の介助の目的で行われるのが鉗子や吸引による分娩です。
出産経験者の体験を聞くと「引っ張って出す」というように表現をされますが、無理に引っ張っているわけではありません。
胎児の回旋にあわせて、胎児が外に出られるように導きます。

先輩ママの体験談:回旋異常から吸引分娩へ

分娩室に入ってから産まれるまでに23時間もかかりました。
1人目の出産だった為、陣痛がどういうものか分からず早く病院に向かったというのもありますが、陣痛ってこんなに長くて痛いものかと感じていました。
15時間経ってもヒーフゥ-と陣痛はきていました。
イキんでもなかなか産まれてこず、痛みが軽減しているように思え、先生もさすがに様子がおかしいね・・・との事で途中お腹にエコーをあてて赤ちゃんの様子を見ていました。
もうその頃には私は睡魔と痛みで意識が朦朧。
上手く回転しきれずに回旋異常になってるようだ。と話をして分娩室に入って18時間頃帝王切開の話になりました。
私はどうしても自然分娩で産みたかったので、赤ちゃんにお願いしました。
どうか上手く頭を回転しさせて!と。
先生は母体も疲れてきているし、帝王切開今から大丈夫ですとおっしゃって来ましたが、私は頑張れます!と伝え助産師さんと旦那がずーと側で励ましてくれました。
上手く回転は出来なかったようで、掃除機みたいなもので吸ってスポッと産まれてきてくれました。
お腹の中で赤ちゃんも頑張っているんだな~と思ったら私も頑張れました。
(shoumama・1歳息子・26歳・長崎県)

どういう流れで、機械分娩が進むかを理解したうえで分娩に臨んだほうが、安心だという方もいらっしゃると思います。
そうした方は、鉗子や吸引による機械分娩についての動画を参考にどんなものか知っておくのも良いかもしれません。
こちらの動画は、産婦人科医のための機械分娩のシュミレーター(日本スリービー・サイエンティフィック株式会社)の説明となっています。
医療関係者へのプロモーションなのですが、妊婦さんにも機械分娩による流れがわかりやすいと思います。

クリステレル胎児圧出法

クリステレル胎児圧出法は、胎児の頭が見え隠れしている状態で、妊婦さんがいきんでも胎児の出産に至らない状態の際に行われます。
そのままの状態では、胎児への悪影響が懸念されるため、急いで娩出したい場合などに、腹部を強く圧迫して胎児が体外に出るのを促します。
吸引や鉗子分娩とあわせて行われることが多いです。
助産師さんがベッドの上にのり子宮底部を圧迫することで赤ちゃんを子宮外に押し出します。
ただし、誰にでも行うわけではなく、安全に施術できるように基準が設けられています。

妊婦さんの条件

  • 施術に耐える母体である
  • 子宮口が全開である
  • 破水している

胎児の条件

  • 成熟児で胎児機能不全の兆候が見られないこと
  • 多胎ではないこと(双子などは帝王切開)
  • 児頭骨盤不均衡(CPD)がないこと

先輩ママの体験:上手くいきめず圧出法に

最初に陣痛を感じたのは出産2日前。
夜10時過ぎでしたが、病院に電話をしてすぐ入院しました。
しかし朝には陣痛が治まってしまいました。
先生から「高齢出産だし血圧が高めだからこのまま入院してて」といわれ引き続き入院。
その日の夜、再び陣痛がありましたが、また朝には治まりました。
「少し散歩でもしてきたら?」と先生にいわれ、主人と近くの公園へ行きましたが、途中で激しい痛みがきたので病院に戻りました。
13時ごろから定期的に陣痛がくるようになり、だんだん間隔が短くなっていきました。
夜中1時にやっと分娩室へ。
出産前に切迫早産で長期入院をしていたので、母親教室にも行けず出産の仕方がわかりませんでした。
どこでいきむのか、どんなリズムでやるのかわからず、途中で酸欠になりました。
「やり方教えてください!」と看護師さんに叫んでやっと教えてもらいなんとかいきむことができました。
しかし、入院で体力がなくなっていたのと、陣痛で疲れきってしかも眠気もあり、しっかりいきむことができませんでした。
なかなか産まれず、看護師さんがおなかを押し、先生が引っ張り出して約1時間後に無事出産しました。
(出産当時38歳/44歳・東京都・5歳の女の子)

先輩ママの体験談:へその緒が巻き付いて回旋異常に

分娩台に上がるまでは順調だったのですが、どこかの段階でへその緒が首に巻きついてしまったことで、回旋異常をきたしてしまったようです。
赤ちゃんの心拍も弱まり、最後は促進剤を使ってからの吸引分娩。お腹の上に助産師さんが乗り、グイッと押されました。
赤ちゃんも最初は産声をあげず、後から考えるとなかなか壮絶だったのですが、初産で無知だったので、二人目を産むまでそんなもんかーと思っていました。
(遼ママ 37歳 7歳娘、3歳&8ヶ月息子 東京都在住)

まとめ

パワー切れによって、機械分娩に切り替わった体験談をご紹介しました。
分娩の介助は、母子共の安全のために必要な場合に行われます。
ですので、痛いイメージがあるなどと恐れを抱くまえに、まずはお産が安産になるためにご自身でできることをしてみませんか?
いまできることは、痛みに対して身構えるだけでなく、いざ分娩となった時、

  1. どのように痛みを逃すか
  2. どのタイミングでいきむか
  3. どんな風にいきむか

を、イメージトレーニングすることです。
万が一、痛みでパニックになっても、イメージトレーニングができていれば心強いと思います。

みなさんが、安産であることを願っています。

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